営業職を経て、ペットショップ店員に転職した経験のある私が、ペットショップ店員になるために「あると役立つ資格」についてお伝えしたいと思います。
ペットショップ店員への就職や転職を検討されている方は参考にしてみてくださいね。
ペットショップ店員になるために必要な資格は?
基本的にペットショップ店員は資格がなくてもなれる職業です。
しかし、ペットショップに来るお客さんはペットショップ店員を動物のプロとして質問や相談をしてくることがあります。例えば、犬のしつけ方法やお手入れに関することなど、ある程度の知識がないと答えることができないのでペットについての知識は必要になってきます。
犬や猫を飼ったことがある人なら経験談で答えることもできますし、例え飼ったことがなくても飼育本等を読んで勉強していけば大丈夫です。という私もペットショップ店員になったときには、猫しか飼育経験がなかったので、犬のことはさっぱりでしたが、ペットの雑誌を読んだり、同僚に聞いたりして働きながら犬のことを勉強していきました。
またお店によってはペット保険の保険代理店として契約を結んでいるお店もあるので、働き始めてから保険募集人の資格を取得するように指示がある場合があります。
ペットショップ店員に役立つ資格
愛玩動物飼養管理士
この資格は動物(ペット)の習性や飼い方、しつけに関する知識だけでなく、ペット関連の法律の知識を持っていることを証明できる資格です。
資格取得者は20万人以上で受験者は毎年約1万人以上いる、ペット業界では知名度・信頼度ナンバーワンと言える資格です。先程もお話したようにペットショップ店員は飼育やしつけに関するアドバイスを求められる場合も多く、この「愛玩動物飼養管理士」の知識を持っていれば、自信を持って答えることができるのでオススメな資格でもあります。
2級から1級まであり、2級を合格後に1級を受験できる仕組みになっています。またペットショップではこの資格があれば動物取扱責任者になることも可能なので、キャリアアップにもつながるのではないでしょうか。
ペットフード販売士
この資格はペットの販売員などお客さんと接する人を対象としていて、お客さんからの悩みや相談に的確に回答をするために必要な知識や情報を習得できる資格です。
ペットショップに来店するお客さんからの相談のなかでも多いのが、ペットフードなどの食べ物に関することです。インターネットやSNSによって情報過多になっているので、どれが正しい情報なのか区別するのは難しいですよね。人気のフードであってもその子によっては合わなかったり、適当なアドバイスをしてしまうと、クレームに繋がったりもします。
この資格を持っていれば、ペットフードに関する正しい情報をお客さんに提供し、適切なアドバイスができるようになります。受験資格は特になく、誰でも受験可能です。
ペットショップ店員になってから取る必要がある資格
損害保険募集人
ペットショップでは 保険代理店として、ペット保険を取り扱っているお店がほとんどです。
ペット保険の商品の説明や販売を行うには損害保険募集人の資格が必要となり、この資格がないと保険の説明をしてはいけないことになっています。
この保険募集人の資格をとるには損保一般試験を受験しなければならないのですが、受験できるのは損害保険会社の承認を受けた人のみとなっています。一般的な資格試験と違って、個人が自由に申し込めるものでないので、働き始めてからとることになります。
資格と言っても難易度は低めで、非公開ですが合格率はおよそ9割と言われているので、比較的取りやすい資格とされています。勉強は苦手な私ですが、保険会社の方が開いてくれた勉強会と前日一日勉強しただけで資格取得できたので気構える必要はないと思います。
さいごに
ペットショップへの就職や転職を考えている方におすすめの資格、取る必要がある資格をご紹介しました。
他にもペットショップ店員に役立つ資格として動物看護士、トリマーやドッグトレーナーなどがありますが、専門学校に通ったり通信教育でカリキュラムを修了したりする必要があるので、時間もお金もかかります。
今回ご紹介した「愛玩動物飼養管理士」「ペットフード販売士」は資格取得するには比較的にハードルが低めがなので、これからペットショップ店員を目指している方はぜひ参考にしてくださいね。
コメント